菅平合宿 最終日!

肌寒い雨に包まれた菅平最終日。
5日間の集大成となる試合で、選手たちは最後まで全力を尽くしました。
Aチーム・Bチームともに魂のプレーを見せ、仲間を信じ、自分を信じて戦った姿は、まさにチームの成長を物語っています。

~試合を振り返って~
合宿最終日も西の強豪との対戦です。
なぜ西にはこれほどまでに強豪チームが多いのだろう。
夏の長野の山を登れば、全国の強豪たちと相まみえることができる――。
こんな苦しくも素晴らしい環境を作ってくれたラグビーの先達に、改めて感謝しなくてはいけません。

最終日のAチームのキックオフは9:00ちょうど。
昨日まで威力を見せていた低いタックルとゴール前の魂の攻防、展開ラグビーは今日も健在。
加えて、中盤のディフェンスも光を放ち、鋭いタックルが相手のミスを誘います。
今日も激しいゴール前の攻防が繰り広げられますが、昨日までと違うのは、それが敵陣であるということ。
身体と魂で守ろうとする相手選手に、こちらも魂で打ち砕き、ついにトライラインを越えます。

セットピースでも圧力をかけて前進を続ける浦安フォワード陣。
バックスの展開も鋭く、素早く決まり、バックスもトライラインを割ります。
最後はフォワードもバックスも持てる力を発揮しての勝利。自然と雄叫びが上がりました。

そして合宿の最後はB戦。
選手たちからは「Aは今日も身体を張ったよ。俺たちも身体張ろうぜ」「これが最後の試合。最後まで走り切るよ」「勝って、勝ちきって浦安に帰るぜ」と、仲間や自分を鼓舞する声が次々に飛び交います。
キックオフ後も、Bチームからコミュニケーションの声が途切れることはありません。
これが昨日、意気消沈して沈黙のラグビーをしていた同じメンバーなのだろうか――。

試合はお互いの意地をかけた一進一退の攻防。
最後の一分を切っても、双方ノースコア。
ラストワンプレーの時間帯の最後の相手ゴール前の攻防。 渾身のジャッカルからラインアウトモールで押込み、ゴール前の肉弾戦。ライン直前まで押し込んだところで痛恨のノットリリース。 万事休すかと思われたその瞬間、相手のクイックリスタートに反応したBチーム。 全力前進のディフェンスが相手のミスを誘発、こぼれ球を拾って右隅に決勝のトライ。 Bチームも最後まで自分たちを信じ、勝ち切りました。

ケガで試合に出られなかった選手も、今の自分にできる最大限のこと――思い出したくもない苦しい練習を繰り返し、菅平の5日間を終えました。
昨日できなかったことを、今日は何歩も前進。
「菅平の地はラガーマンを成長させる」と言われますが、近くでまさにその成長を見続けた5日間でした。(by Mさん)